アメリカの大学に留学してみたいけど、そもそも日本の大学とどう違うの?
自分にアメリカの大学の授業が合うかどうか、不安…。
そんな疑問を抱えてはいませんか?
結論から言うと、日本とアメリカの大学には多くの違いがあり、はっきり言って全くの別物です。
私も、慣れない授業形式に戸惑うことがたくさんありました
これらの違いを知ることは、留学生活をよりスムーズかつ充実したものにするために必要不可欠!
本記事では、以下の内容について、実際に日本とアメリカの大学を両方経験した筆者が、分かりやすく解説します。
記事の内容
この記事を読めば、日本とアメリカの大学の違いが簡単に分かり、留学に挑むために役立つ情報を得ることができます。
思ってたのと違うー!!
と慌てるのを防ぐため、すでに留学が決まっている方はもちろん、これから留学を検討している方にもぜひ読んでいただきたい内容となっています。
では、さっそくみていきましょう!
アメリカ居住歴9年。米系スタートアップにて勤務中。
働きながら、経営学修士号を取得(MBA)。全米でトップ10%の成績で卒業。
留学、就活の経験から得た情報を発信し、アメリカで日本人が自分らしく生きることのお手伝いをしたい!
詳細なプロフィールはこちら
クラス形式の比較
アメリカと日本では、クラスの形式に大きな違いがあります。
日本の大学では、教授が話した内容をノートにとりながら授業をうける、講義形式が一般的です。
一方、アメリカのクラス形式は、講義形式とセミナー形式の2種類に分かれます。
セミナー形式とは、生徒たちがディスカッションを行い、アイデアや意見を交換しあう授業形式です。
アメリカの大学では、教科書から得られる知識だけではなく、
- 論理的に考える力(ロジカルシンキング)
- 要点をまとめて発表出来るプレゼン力
- 討論を引っ張るリーダーシップ
など、より実践的なスキルを生徒に身につけさせることにもフォーカスしています。
大学の授業では、ディスカッションでうまく意見をまとめて発言できず、とても苦労したのを覚えています。
日本語で意見を発表することですら、慣れていないと難しいのに、それを英語で行うのは難易度が高いですよね。
要点を端的に相手に伝えるプレゼン方法については、以下の記事に詳しくまとめているので、こちらもあわせて読んでみてください。
授業の雰囲気の違い
アメリカと日本の大学では、授業の雰囲気にも違いがあります。
日本の大学では、教授に対して敬意を払うことが求められます。
また、講義中に質問することも少なく、授業が終わった後に質問をすることが多い傾向にあります。
一方、アメリカの大学では、教授と生徒の距離が近く、積極的に質問することが奨励されます。
生徒が主体となって授業が進み、教授はあくまでも進行役という立ち位置です。
また、前述したように、生徒たちが自分のアイデアを出し合い、ディスカッションを行うことが重視されます。
アメリカでは、どれだけ発言をして授業に貢献できたかが成績に大きく関係してくるのです。
そのため、生徒たちは必死に発言のチャンスを狙っています。
英語のディスカッションにちゃんとついていけるか不安…。
大丈夫!留学前に出来るだけ練習をすることで、そんな不安を回避できます!
これから留学をするという方は、海外のニュースで行われるディスカッションを英語で観たり、YouTubeの動画を観たりして、まずは形式に慣れるようにしましょう。
また、留学をする前からリスニング力を鍛えることも大切です。
本場の英語を聞き取るのに必死では、発言をすることに頭が回らなくなり、結果的に授業の発言ポイントを落とすことになってしまいます。
こちらの本は、会話形式で英語議論の仕方が説明されていて、とても読みやすいので、ぜひ確認してみてください。
課題や試験の違い
最後に、課題や試験の違いを解説します。
日本の大学では、課題はレポートが多い傾向にあります。
一方、アメリカの大学では、レポートだけでなく、グループで協力して課題に取り組んだり、ディスカッションを行ったり、といったグループワークも頻繁に行われます。
また、中間・期末テストの代わりにプレゼンテーションを求める教授も少なくありません。
プレゼン力が成績に影響をしてくるので、これから留学を考えている方は、プレゼンの練習もしておきましょう!
鏡の前でプレゼンをやってみたり、自分自身を録音してみるのが効果的です。
また、友達や家族の前でプレゼンをすることで、オーディエンスの目線を意識してプレゼンを行う練習ができます。
プレゼン力を鍛えるには、自分の意見をロジカルに整理することが大切。
こちらの本では、ロジカルに話す「型」やプレゼンの流れを、ゴールドマンサックスで働いていた著者が、とても分かりやすく解説しています。
これから留学をする方だけでなく、外資系企業で働く方やプレゼンをする機会のある方にも読んでいただきたい内容です。
まとめ
今回は、これから留学をする方に向けて、日本とアメリカの大学の違いについて解説してきました。
日本とアメリカの大学の違いを理解することは、留学生活において大きな影響を与えます。
最後にもう一度おさらいをしてみましょう。
- 講義形式&セミナー形式
- 生徒主体の授業
- 課題はレポート&プレゼン&グループワーク
- 講義形式の授業が一般的
- 教授と距離が遠い
- 課題はレポートが多い
上記以外にも、アメリカの大学ではロジカルシンキングやリーダーシップが求められることについても解説しました。
これらの違いについて、留学前から以下の対策をすることをおススメします。
- 自分の意見の要点をまとめて発表する練習をする
- 英語ディスカッションの形式に慣れる
- リスニング力を鍛える
- プレゼンの練習をする
留学したての頃は、慣れない形式に戸惑うこともあるかもしれませんが、前もって準備が出来ていたら、焦ることもほとんどなくなります。
この記事で解説したことをもとに、しっかり留学前に対策を行い、充実した留学生活を送ってください!
コメント