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【知らないと損】アメリカで年棒の交渉は必須!交渉のコツ5選

ようやく仕事のオファーがもらえました。始めてのアメリカでの仕事でワクワクします!

ちょっと待ってください!そのオファー、すぐに受けてはいけません!

アメリカと日本では就活の流れは大きく異なりますが、大きな違いの1つに給料額の設定方法があります。

アメリカで、仕事の募集要項に給料額がのっていることは、ほとんどありません。

なぜなら給料額とは

  • あなたが自分自身に決める価値
  • あなたのスキルや経験

を考慮して、あなたと企業で交渉をして決めるものだからです。

つまり、同じ部署内に同じタイトルの人が数人いたとしても、みんな全く違う給料を貰っているかもしれません。

同じ仕事をしているのに同僚の方が私よりも高い給料をもらっていたら、すごく損をしている気分!

交渉をせずにオファーを受けると、実際のポテンシャルよりも低い額を受けてしまうかも?!

この記事では

  • なぜ年棒の交渉が重要なのか
  • 交渉をする際のコツ5つ

を紹介します。

この記事はこんな方におすすめ!

これからアメリカで就活を始めたいと思っているけど、年棒の交渉?何それ?
やっとオファーをもらえたけど、希望の額に満たない…

この記事を読むことで、交渉の流れを理解して、なるべく良い条件でアメリカで就職をすることができます

実際、私も初めてのアメリカ就活では右も左も知らず、のちのち「失敗したー!」と後悔したことも。

なので、皆さんには私のように遠回りして欲しくない!

この記事を読んで、準備満タンで就活に臨んでほしいと思います。

それではさっそくみていきましょう!

この記事を書いた人
さきの

アメリカ居住歴9年。米系スタートアップにて勤務中。

働きながら、経営学修士号を取得(MBA)。全米でトップ10%の成績で卒業。

留学、就活の経験から得た情報を発信し、アメリカで日本人が自分らしく生きることのお手伝いをしたい!

詳細なプロフィールはこちら

目次

なぜ年棒の交渉は重要なのか

まずは、なぜ年棒の交渉が重要なのかについて解説します。

アメリカでは平均して、年に約3%年棒が上がっていきます。(Investopedia参照)

例えば、あなたの希望初任給である6万3千ドルより5%低い、6万ドルでオファーを受けたとしましょう。

そうすると、毎年3%年棒が上がっても、希望の6万3千ドルを超えるには約2年もかかってしまうのです。

2年は長いですよね…

初任給をベースにして割合で年棒が上がっていくので、なるべく高い初任給でオファーを受けることが、その後の給料に大きく影響するというわけです。

では、さっそく交渉のコツについて解説していきます!

5つの年棒交渉のコツ

交渉とはあなた自身をいかに売り出すか考えることです。

あなたに売りたい商品があったとしましょう。売り出す前に、どのようなことを考えますか?

  • なぜこの商品を売りたいのか?この商品の良さは?
  • いくらだったら売れるか?
  • 他社は似たような商品をいくらで売っているか?

などが挙げられますね。年棒の交渉も全く同じです。交渉を始める前に、

  • スキルや経験を考慮して自分の価値を決める
  • 自分に見合った年棒額を決める
  • 同じ職種の人はいくらくらい貰っているか調べる

などの事前準備が大切です。

これを踏まえて、年棒の交渉において大切なポイントは以下の5つ

自分を売りだすポイントを探す

まずは交渉の材料集めからです。

以下の質問を自分自身に投げかけてみてください。

“What do you have to offer?(あなたがこの会社に提供できることは?)”

これは、アメリカで面接をする際によく聞かれる質問で、

  • あなたを雇うことがどのようにこの会社のメリットになるのか?
  • あなたと他の候補者との違い(あなたにしかない取り柄は?)

を聞かれています。

あなたにあって他の人に無いであろう取り柄を考えてみてください。

例えば面接先が日系企業であれば、あなたが日本語を話せて日本の文化に詳しいのは大きなメリットになりますよね。

このように、交渉前にまず他者と比べて自分が優れていると思われるスキルをリストアップしてみましょう。

これがあなたの交渉材料になります。

希望の額を決める

交渉をする前に、希望の年棒額を決めるのも大切です。

会社までの距離や仕事内容を考慮して、いくらだったらこの仕事をやっていけるのか?考えてみましょう。

さきの

お子さんがいる場合、保育所の金額なども考慮する必要がありますね

転職の場合も同様です。私の場合は、転職のオファーを受ける条件は「今の給料の20%以上」と決めています。

希望の額と同じくらい大切なのが、自分の中で許容できる最低年棒です。

交渉というわけですから、相手が必ずしもあなたの希望額を受け入れてくれるわけではありません。

最悪この額以上ならオファーを受ける、この額以下ならご縁がなかったということで…という最低レベルの額を決めておきましょう。

市場調査をする

希望の年棒額を決めるにあたって大切なのが、市場調査

あなたの地域で、あなたの希望するポジションで働く人は実際にどれくらい貰っているのか調べてみましょう。

IndeedやGlassdoorで、ある程度の額を調べることができます。

あなたの希望額は低すぎないか、もしくは高すぎないか確認してみましょう。

上記のサイトで検索した結果をもとに最低額・希望額を決めるのもアリですね!

交渉相手への思いやりを忘れずに

さて、ここからは実際の交渉に入っていきます。

交渉において大切なのが、交渉相手への思いやりを忘れないこと。

相手の時間を配慮し、メールや電話で事前にアポをとってから交渉に入るのが良いでしょう。

また、高圧的な態度をとるのは絶対NGです。話し合いの時間をとってくれたこと、オファーをくれたことに感謝の気持ちを示すことから始めましょう。

自分の求める額より高い額から提示する

そして、1番大切なのが自分の希望額よりも高い額から相手に提示することです。

相手も交渉をするつもりで話し合いに臨んでいるわけですから、最初からいきなりOKと言ってくれることはほとんどないと覚悟しておきましょう。

高めの額から交渉を始めることで、最終的な合意額が下がったとしても、自分の希望は満たせるというわけです。

また、相手も「交渉できた!」と思うので、お互い満足して話し合いを終えることができます。

まとめ

実力社会のアメリカ。面接の場も、どれだけ自分を売り込めるかで結果が大きく変わってくるのですね。

最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。

・アメリカでは平均して年に約3%ずつ給料が上がる
・初任給が後々の給料額に大きく影響する

どれだけ高いオファーをもらえるかが重要

以下が、5つの年棒交渉のコツです。

  • 自分を売り出すポイントを探す
  • 希望の額を決める
  • 市場調査をする
  • 交渉相手への思いやりを忘れずに
  • 自分の求める額より高い額から提示する

その他にも、交渉を頭の中で練習してみたり、友達や家族に協力してもらって練習をするのも効果的です。

オファーを受けるまでの就活の流れについては、以下の記事にまとめてあるので、こちらもぜひ読んでみてください。

日本とは全く違うアメリカの就活。事前に情報をたくさん得ることが、あなたの自信につながります。

あなたの就職・転職活動がうまくいくことを願っています。

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