アメリカで大学院を卒業して、バリキャリを目指したいけど、自分に出来るのか不安…
そんな悩みを抱えている方はいませんか?
私は、アメリカでフルタイムで働きながら、2020年にMBA(経営学修士号)を取得しました。
入学を決めるまでに、大学院に通っているたくさんの友達に、納得いくまで聞き込み、自分にあったプログラムを選びました。
大変なこともたくさんありましたが、今でも「やってよかった」と心の底から思います。
なので、これからアメリカで大学院に通ってみたい方々を、全力で応援・サポートしたいと思っています!
そもそも、社会人になってから大学院に通うメリットは?
大学院に挑戦してみたいけど、その為に仕事を辞める必要はあるのかな?
1日のスケジュールってどんな感じ?
この記事では、そんな悩みを持つ皆さんへ
- なぜ大学院に通うことを決めたのか
- プログラムの紹介
- 1日のスケジュール
について紹介します。
なぜ大学院に通うことを決めたのか
まずは、なぜ大学院に通うことを決めたのか?ですが、これは単純に弱肉強食の世界のアメリカで自分を守りたかったからです。
大学院入学を考え始めた当時、すでにアメリカで働き始めて数年が経っていました。
私は、日本の大学の言語学学士を持っているのですが、なんせビジネスの世界では全くアピールポイントにならない!
日本では得意だった英語も、アメリカに来てみると、みんな英語を喋れるではないか!(そりゃそうか)
独り身で移民の私。もし失業してしまったら、アメリカ生活を諦めて日本に帰らなければいけないかも…?
そうした危機感から、手に職をつけようと思いました。
実はアメリカは、超学歴社会。
以下は、文部科学省による「人口100万人あたりの修士号取得者数」調査の結果です。
日本が569人なのに対し、アメリカは2486人と、なんと日本の4.3倍!
この結果からも分かるように、大学院はアメリカではより身近な存在なのです。
実際に、私の同僚にもフルタイムで働きながら大学院に通っている人たちが数人いて、アメリカでこれからも戦っていくためには、自分も大学院に通わなければ…と思いました。
つまり、修士号を取得することで、周りの人たちと同じ土俵に立てる!これが、大学院に通う一番のメリットだと思います。
プログラムの紹介
どの大学院のプログラムにするか決める際に、私が重要視したポイントは
- Accredited(認定)大学であるかどうか
- オンラインではなく直接講義があるか
- 働きながらでも通えるか
の3点でした。結果、この3点の条件を満たすテキサス州立大学に入学をしました。
まずは、認定大学を選ぶことはとても大切。アメリカにはたくさんのオンライン大学が存在しますが、中には大学として認定されていないものも…。
次は、直接講義のあるプログラムであること。当時は、コロナ前でしたが、複数の大学院がオンラインクラスを提供していました。
しかし、学士号が経営学でない私にとっては、どのクラスも初めて。初めて習うことを大学院レベルで学習しなければいけなかったため、困ったらすぐに質問できるよう、直接講義のあるプログラムにしました。
あとは、私は怠け癖があるので、オンラインクラスは不向きだと感じていました。
オンラインクラスにも、たくさんの強みがあるので、ここは自分に合ったクラス形式を考えてみてください。
最後は、働きながらでも通えるかということ。当時は独り身であったため、これは必須条件でした。
アメリカには、社会人向けのプログラムがある大学院が多く存在します。
私が選んだテキサス州立大学にも、以下2つの社会人向けプログラムがありました。
- Executive MBA(5年以上管理職の経験がある人向け、18か月で卒業)
- Accelerated MBA(通常の社会人向けプログラム。24か月で卒業)←私はこっち
どちらのプログラムも、通常の学生達のプログラムとは違い、春休み・夏休みも1週間ずつしかありません。つまり、一度入学したら卒業までぶっ通しで勉強をし続けることになります。
このように、大学院といっても色々なプログラムがあるので、まずは大学院選びを始める前に、自分にとって絶対に外せない条件はあるか考えてみてください。
1日のスケジュール
大学院通っている間の1日のスケジュールは、以下のような感じでした。
平日(授業は週2日):
仕事を終わってすぐに学校のため、全く残業が出来ない。
時間内に仕事を終えなければいけないというプレッシャー…。
上司、同僚と入学前に話し、理解を得ていました。
社会人向けプログラムの為、ケータリングあり。
しかし、ケータリングと不規則な生活で、在学中に数キロ太りました…。
宿題、次の授業の予習。疲れて寝落ちすることも多々。
宿題、テストの数は授業によって全然違いました。
授業がない平日も、毎日欠かさずクラスメートと集まって、夜遅くまで勉強をしていました。
休日(土曜は授業):
土曜も、朝ごはんのケータリングがありました。
遅れると教室に入れてくれない厳しい教授もいたので、朝が弱い私は毎回廊下を走って滑り込みセーフ。
(廊下は走らないようにしましょう)
基本的にクラスメートと勉強をしたり、課題のグループプレゼンテーションを用意したり。
期末テスト後なんかは、みんなで飲みに行ったりしていました。
かなり大変でしたが、苦楽を共にするクラスメートとは、すごく仲が深まります。(実はそのうちの一人が、私の今の夫です。)
スケジュールは、慣れるまではかなりキツイものの、習慣ができるとそれほど苦ではなくなってきます。
最初の4か月を超えるまでは、何とか続けてみてください。私のクラスも、最初の4か月で10人以上が脱落しました。
大切なのは、一緒に勉強を出来るスタディグループを見つけること。
とにかく課題が多いので、スタディグループで協力して課題をこなしていました。
また、会社の同僚・上司や家族の理解は必要不可欠です。
大学院入学を考えている方は、クラスのスケジュールを確認後に、周りとも相談してみましょう!
クラスの詳細や、入学準備については、また別の記事で説明したいと思います。
コメント、記事のシェアは大歓迎です。
この記事が、一人でも多くの、大学院入学を考える方の参考になりますように。
アメリカ居住歴9年。米系スタートアップにて勤務中。
働きながら、経営学修士号を取得(MBA)。全米でトップ10%の成績で卒業。
留学、就活の経験から得た情報を発信し、アメリカで日本人が自分らしく生きることのお手伝いをしたい!
詳細なプロフィールはこちら
コメント