海外で就活をする際に、1番不安なのが、英語面接の対策ではないでしょうか?
英語面接で、うまく話せなかったらと考えると怖い…。
いきなり難しい質問をされたらどうしよう?
どうやって練習をしたら良いのかな?
慣れない環境なので、不安になるのは当然のことです。
今まで何度も英語面接の対策方法を聞かれたことがありますが、そのたびに
「STARメソッドをマスターしてから面接に挑むべき!」
と伝えています。
STARメソッドは、日本で就活をする際に練習したことがある方も多いのではないでしょうか?
この記事では、
- STARメソッドとは何か
- STARメソッドを習得するメリット
- STARメソッドの具体例
を、初心者でも分かりやすく解説します。
この記事はこんな方におススメ
これからアメリカで就活をしたいけど、どうやって対策をしたら良いのかな?
面接を何度もしたけど、なかなかオファーがもらえない…。
転職活動をするために、効果的なアドバイスが欲しい!
また、記事の1番最後で、STARメソッドを使って英語面接の練習ができるファイルがダウンロードできます。
練習問題でSTARメソッドをしっかりマスターして、海外でキャリアを積むという夢をぜひ叶えてください。
では、さっそくみていきましょう!
アメリカ居住歴9年。米系スタートアップにて勤務中。
働きながら、経営学修士号を取得(MBA)。全米でトップ10%の成績で卒業。
留学、就活の経験から得た情報を発信し、アメリカで日本人が自分らしく生きることのお手伝いをしたい!
詳細なプロフィールはこちら
STARメソッドとは?
STARメソッドは、就職面接や面接訓練でよく使われる、行動に基づく面接回答の手法です。STARとは、
- Situation(状況)
- Task(課題)
- Action(行動)
- Result(結果)
の頭文字を取ったものです。
この手法は、過去に直面した課題や問題に対して
- どのような状況下で行動したか
- どのような課題を解決するためにどのような行動をとったか
- そしてその結果何が得られたか
を詳しく説明することで、面接官に自分のスキルや問題解決能力を示すことができる方法です。
STARメソッドは、イギリス政府の公式キャリアサイト (参照) にも紹介されるほど、世界的に知られています。
STARメソッドをマスターするメリットは?
では、なぜ面接でSTARメソッドを使うことが良いのでしょうか?
STARメソッドをマスターするメリットは、以下の3点です!
- 論理的で分かりやすいストーリー作りができる
- 簡潔なプレゼンテーションができる
- 効果的に自己アピールができる
論理的で分かりやすいストーリー作りができる
STARメソッドを使うことで、論理的で分かりやすいストーリーが作れるため、面接官はあなたの具体的な状況や課題、行動、結果を聞きながら、あなたがどのような能力を持っているのかを評価することができます。
簡潔なプレゼンテーションができる
また、STARの流れに沿ってストーリーを組み立てることで、自己PRや経験を簡潔にまとめることができ、より効果的にプレゼンテーションを行えます。
時間が限られている中、簡潔に要点のみをまとめるのはなかなか難しいことですが、STARメソッドを使いこなすことで簡単に出来るようになります。
効果的に自己アピールができる
具体的かつ論理的な話し方をすることで、面接官に自分自身をアピールしやすくなります。
自己PRや過去の経験を効果的に伝えることができると、面接官にも好印象を与えますよね。
STARメソッドを使った回答例
では、実際にSTARメソッドを使った回答例をみてみましょう。
チームで直面した課題への回答
チームで何らかの課題に直面したことはありますか?
Situation(状況): プロジェクトの進行中に、予算の問題が発生しました。
Task(課題): 予算を抑えつつ、プロジェクトを成功させるための解決策を考える必要がありました。
Action(行動): チームで話し合いを行い、無駄を省いたり、新しい提案を出し合ったりして、予算を抑えつつプロジェクトを進める方法を模索しました。
Result(結果): 最終的に、予算を抑えたままプロジェクトを成功することができました。
STARメソッドを使うことで、簡潔かつ端的に回答がまとめられますね。
あなたが直面した難題への回答
あなたが直面した難題を教えてください。
Situation(状況):以前、会社の売上高が大幅に低下している問題に直面しました。
Task(課題):上司からその問題を解決するために責任を負うように指示されました。
Action(行動):売上高低下の原因を調査するために、社内の各部署にヒアリングを行い、問題を洗い出しました。そして、新しい販売戦略を開発し、従業員にトレーニングを提供し、お客様により良い顧客体験を提供するための措置を講じました。
Result(結果):この取り組みのおかげで売上高は回復し、私たちは競合他社に対して優位に立つことができました。
あなたの問題解決能力がしっかりアピールできていますね。
チームと協力して解決した問題への回答
あなたが協力して解決した問題を教えてください。
Situation(状況):グループプロジェクトで、チームのメンバーとともに重要なタスクを担当しました。
Task(課題):私たちは、期限までにタスクを完了する必要がありましたが、タスクの内容が非常に複雑で、私たちは困難に直面しました。
Action(行動):私たちは、問題の根本原因を特定し、グループ内でタスクを分担し、各自が担当する範囲内で問題を解決するための最良の方法を見つけるために、議論を行いました。チームで連携を図りながら、意見を出し合い、タスクを完了しました。
Result(結果):タスクは期限までに完了し、上司からも高い評価を受けました。グループ全体が団結して問題を解決したことで、私たちはお互いにより信頼関係を築くことができました。
このように、STARメソッドを使うことで、あなたのことを知らない面接官にも自己アピールがしやすくなりますね。
まとめ
この記事では、STARメソッドを使った面接での回答方法について解説をしてきました。
STARメソッドを使いこなすには、練習が必要です。
特に英語での面接は、すぐに言葉が出てこないこともあるかもしれません。
まとめの1番下で、練習問題を掲載したファイルがダウンロードできます。ぜひ活用してください。
まずは、もう一度この記事のおさらいをしましょう。
アメリカの就活は、日本と流れが違うので分からないこともたくさんありますよね。
こちらの記事では、初心者向けに就活の大きな流れを説明していますので、ぜひ読んでみてください。
また、面接が終わっても気を抜けないのがアメリカの就活。今度は給料交渉が待っています。
初めてでも分かりやすい給料交渉のコツについては、こちらの記事をご覧ください。
最後になりますが、以下のリンクから練習問題がダウンロードできます。
ぜひ活用して、準備満タンで面接に挑んでください。
この記事が、1人でも多くの人に役立ちますように。
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